お宮参りの当日の流れ|事前にすべき準備をわかりやすく解説
お宮参りは、地域の氏神様に赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を祈願する行事です。赤ちゃんやパパ・ママの負担を最小限に抑えるために、お宮参りの方法を事前に把握しておきましょう。そこで本記事では、お宮参り当日の流れやお宮参りを行う時間帯、そして事前に行うべき準備をご紹介します。
【目次】
お宮参り当日の流れ
お宮参り当日の流れを簡単にご紹介すると、以下のとおりです。お宮参りは赤ちゃんにとって初めての外出となる場合も多く、本人だけでなくママ・パパにも負担がかかります。スムーズにお宮参りを終えるためにも、当日の流れを事前に把握しておきましょう。
<お宮参りの流れ>
・ご祈祷の受付をする
・ご祈祷する
・食事会をする
・フォトスタジオで撮影する
・ご近所への挨拶回り
ご祈祷の受付をする
お宮参りの日程を決めて、自宅近くの神社と連絡を取り、ご祈祷の受付をします。お宮参りの日程は、男の子か女の子かによって異なるため注意しましょう。ただし、真冬や真夏などの過酷な時期に重なる場合は、負担を減らすために日程をずらします。
・男の子の場合:生後31~32日目
・女の子の場合:生後32~33日目
また、有名な神社をお参りする場合、七五三シーズンと重なる11月や、土日祝日は予約が取りにくいため、日程が決まり次第できるだけ早く予約しましょう。
当日の受付場所は、神社の社務所です。受付順でご祈祷が行われる場合が多いため、開始時刻の10分前には現地に到着しておくと良いでしょう。
ご祈祷する
受付が終わり、順番になると名前を呼ばれるため、赤ちゃんと一緒に本殿へ移動します。20~30分ほどをかけて祝詞が読み上げられ、お神酒として日本酒を飲むのが一般的な流れです。また、授乳中の方はお酒が飲めないため、盃に口をつけるだけで構いません。
食事会をする
ご祈祷を終えた後は、レストランや自宅で食事会を行います。レストランにする場合は、個室や授乳室、おむつ替えスペースのあるお店を選ぶと良いでしょう。自宅で食事をする場合は、仕出し弁当やテイクアウトを利用することで当日の負担を減らせます。
フォトスタジオで撮影する
フォトスタジオで記念撮影を行うことが一般的ですが、近年は出張撮影も非常に人気です。ただし出張撮影の場合、雨の日など天候によって仕上がりの写真が変わってしまうリスクもあります。天候に左右されないフォトスタジオを選ぶのが、記念写真成功のポイントです。フォトスタジオで撮影することが難しい場合は、ご自宅で撮影を行うこともおすすめです。
お宮参りに行ってそのままフォトスタジオで撮影というのは、なかなかハードなスケジュールとなりますので、当日の負担をあまりかけたくないという方は、お参りと写真撮影の日程は別日で分けるのがいいでしょう。
ご近所への挨拶回り
食事会や記念撮影を終えた後は、ご近所への挨拶回りをします。これは、赤ちゃんのお披露目を目的として行うものなので、時間が遅くなってしまった場合には、別の日に延期しても構いません。
お宮参りを行う時間帯
お宮参りを行う時間帯に、明確な決まりはありません。午前に行う場合は、1日のスケジュールに余裕を持って行動でき、特に夏場は気温が高くなる前の時間帯に実施できます。一方で、午後に行う場合は、比較的に参拝客が少ないため並ばずに行うことができ、特に冬場は気温が高くなった時間帯に実施できます。
事前にすべき準備
お宮参り当日までに、きちんと準備を整えておくことで当日スムーズにお参りすることができます。
<お宮参り当日までに済ませておきたいこと>
・フォトスタジオや衣装レンタルの予約
・お参り先の神社の決定
・ご祈祷の予約と初穂料の用意
また、お宮参りの直前では、フォトスタジオの予約ができない場合や、希望する衣装が貸し出し中になってしまう場合があります。そのため、お宮参りの日時が決まったらなるべく早めに予約しましょう。さらに、初穂料は、水引が紅白蝶結びの熨斗袋に「御初穂料」もしくは「御串玉料」と記し、赤ちゃんの姓名をふりがな付きで記載します。
まとめ
お宮参り当日の流れは、ご祈祷の受付・ご祈祷・食事会・撮影・ご近所への挨拶の順番が基本です。お宮参りの時間帯により、メリットとデメリットがそれぞれあるため、時期も加味しながら参拝する時間帯を決めましょう。必要な事前準備はフォトスタジオの予約、お参り先神社の決定、初穂料の3つです。本記事の内容を参考にし、スムーズにお宮参りを実施しましょう。