ひな祭り(桃の節句)は何をするお祝い?家族で楽しめるアイデアを紹介
ひな祭り(桃の節句)は、女の子の健やかな成長と幸福を願うお祝い行事です。最近では、伝統的な風習をアレンジしてお祝いをするご家庭も多いですが、実際に何をするイベントなのか知らない方も多いでしょう。そこで本記事では、ひな祭りでは何をするのか、家族で楽しめるアイデアとあわせてご紹介します。
1ひな祭り(桃の節句)とは
2.ひな飾りを用意する
3.ひな祭りにちなんだ料理を食べる
4.着物を着ておめかしする
5.ひな祭りイベントに参加する
6.記念にスタジオで写真撮影する
7.まとめ
ひな祭り(桃の節句)とは
ひな祭りは、3月3日に行われる、女の子の健やかな成長と幸福を願う日本の伝統行事です。桃の花が咲く季節に行われることから、桃の節句とも呼ばれています。この日は家族みんなでひな人形や桃の花を飾り、ひなあられやひし餅などの特別な料理を楽しみます。
また、ひな人形を飾る習慣は、平安時代の「流し雛」の風習が起源です。流し雛とは、紙や草などで作られた人形を川や海に流すことで、自分の災厄や不幸を人形に託して流し去り、無病息災を祈る行事だったといわれています。
ひな飾りを用意する
ひな祭りでは、子どもの健やかな成長を願ってひな飾りを用意します。ひな飾りを準備するタイミングは立春からひな祭りの1週間前までといわれ、啓蟄の日(3月6日)を目安に片付けます。
ひな人形は豪華な段飾りがあるものが一般的ですが、準備や片付けが大変なため、最近では小さなスペースでも楽しめるコンパクトなひな飾りを使用する人が増えています。例えば、お内裏様とお雛様だけがガラスのケースに入ったひな飾りなどがあります。事前にご家族で話し合い、ひな飾りの大きさを決めておきましょう。
ひな祭りにちなんだ料理を食べる
ひな祭りの伝統料理には、ちらし寿司やはまぐりの吸い物、白酒、ひし餅、ひなあられなど数多くの料理があります。ひし餅は「母と子が健康で過ごせるように」、はまぐりの吸い物は「良縁がありますように」などの意味が込められています。
また、最近では、ひな祭りのイメージカラーである白・紅・黄・緑を使用したカラフルなひな祭りケーキや、ゼリーなどのスイーツも人気です。家族で作って楽しむことで、より一層お祝いの気分が盛り上がります。伝統料理にこだわらず、季節の食材を使ったアレンジ料理やスイーツで、ひな祭りを華やかに彩りましょう。
着物を着ておめかしする
ひな祭りに着物をきておめかしすることで、ひな祭りの華やかさと特別感が引き立ち、心に残る思い出ができます。初節句であればお宮参りで着た祝着や袴のようなロンパース、それ以外は振袖や3歳の七五三で着用する羽織物などを着て、お祝いの日を過ごします。
着物が難しい場合は、和風のワンピースや袴風のドレスもおすすめです。さらに、家族みんなで着物を着ることで、ひな祭りの楽しさが一段と増すでしょう。特別な日を家族みんなで祝い、素晴らしい思い出を作りましょう。
ひな祭りイベントに参加する
ひな祭りに開催される地域の伝統行事やイベントに参加することで、ひな祭りの雰囲気を子どもだけでなく大人も満喫できます。
イベントには、ひな人形やつるし雛の展示会、ひな人形を見ながら食べ歩くイベントなどがあります。2~3日で終了するイベントもあれば、1か月近くひな人形を展示して長期間楽しめるイベントもあります。家族で参加すれば楽しい思い出になるとともに、ひな祭りの歴史や文化を学ぶよい機会となるでしょう。
記念にスタジオで写真撮影する
ひな祭りの記念として、スタジオでの写真撮影もおすすめです。毎年撮影することで、子どもの成長の過程を残すことができます。スタジオでは伝統的な着物だけでなく、ドレスなどの洋装も準備されており、衣装チェンジをして撮影すれば、家族の記録をより思い出深く残せるでしょう。
また、初節句の女の子は、祝着を着て撮影します。ひな壇飾りや小道具を使った撮影は、日常とは違った特別な体験になるでしょう。
まとめ
ひな祭りは、女の子の健やかな成長と幸福を願う伝統的なお祝い行事です。ひな人形を飾り、料理やおめかし、地域のひな祭りイベントに参加することで、特別な日を過ごせます。
1年ごとにスタジオで写真撮影をすると、子どもの成長が一目で分かります。ひな祭りの文化や伝統を学びながら、楽しい思い出を作りましょう。